大好きだったゴシック建築...ノートルダム大聖堂(T . T)
本当は、3月に友達と行ったスノボ旅行のことを次は書こうと思っていたんだけど、
今週あまりにも悲しい出来事があったのでそのことについて書こうと思います。
- 私にとっても大切な場所、ノートルダム大聖堂
- 映画の中のノートルダム大聖堂
- 実は2度目?ノートルダムの修繕
- ユーロ圏・イギリス・アメリカ・日本の報道の違い
- 寄付金の集まり方が半端じゃない
- 寄付狙った詐欺には気をつけて
- 一刻も早い再建を願ってます
私にとっても大切な場所、ノートルダム大聖堂
この写真は去年の4月に母とパリに行った時に撮った写真。
パリは大好きな都市の一つで、(多分4〜5回は行ってるんじゃないかな。。)
ノートルダム大聖堂はパリに行くたびに絶対に訪れる大好きな場所。
世界地図の一番東に位置する離れた島国に住む私にとっても今回のニュースはショックなのに...世界中の何十億人がこの素晴らしいゴシック建築の不運な出来事にショックを受けたのか想像がつかない。。
(どうでもいいけど、ガイドブックの案内通りに写真撮ったらめっちゃいい写真撮れた 笑)
初めて訪れたのは大学生(19歳)の時。
イギリス留学始まったばかりの時、ちょうど同時期にパリに留学してた友達を訪れてのパリ旅行。その子と見た夜のノートルダムは、ライトアップされた姿がキレイで自然と涙が流れた。
(ちなみにロンドンのエリザベスタワー(通称:ビッグベン)を見たときも私は「本当にあるんだー(TT)」と一人で泣きました(笑) 意外と涙もろい。)
ちょうど850年記念のイベントスペースが作られてたんだよねぇ。懐かしい。
高校の世界史の教科書のヨーロッパ史のページに出てくる荘厳なゴシック建築は、私にとってかーなり非現実的で、「本当にこんなの存在するの?」って、まるでおとぎ話を見ているみたいだった。憧れの人に会ったかのような感覚で本当に嬉しかった。
(高校の世界史の授業、ヨーロッパ史以外眠くて眠くて、、、眠気対策にコーヒーを学校に持って行ってた高校時代。懐かし。笑)
その後も何度か訪れては、椅子に座ってカトリック教会の独特な雰囲気と、その歴史的建造物の造りの細かさ、ステンドグラスのキレイさを眺めてた。
映画の中のノートルダム大聖堂
私の大好きな映画、「Les Misérable」でもちらっと映っているノートルダム大聖堂。
フランス革命後のナポレオン失脚〜7月革命〜7月王政のたった18年間を描いたこの物語。ノートルダムだけではなくフランス自体が好きになる、そして胸が苦しくなる物語。。あまりにも好きなので、今度レミゼだけで一つ記事書きます。
(実は映画館で4回、飛行機で1回、イギリスのミュージカルで2回、自宅でxx回は観てる意味わかんないくらいのレミゼオタク。3時間近い映画なのにね。英語版の辞書並みに分厚い本もイギリスから持って帰ってきた。)
てかヴィクトル・ユーゴーの作品がもう良すぎるので、今度それだけで紹介記事書きます。(笑)
言わずと知れた、ノートルダム大聖堂を舞台にしたアニメ。
正直そんな観たことない。(主人公の猫背が嫌い、とか理由で観てなかったと思う。笑)
でも、途中に出てくるキャラクターは知ってて、展望台登った時にいて感動した。
実は2度目?ノートルダムの修繕
そもそも、パリはノートルダム大聖堂があるシテ島(ピンのあるとこ)を中心に発展した都市だそうな。
紀元前から聖地として確立して、キリスト教がフランスの国教になると聖堂や王宮が建てられたんだって。
確かに、中心。
大聖堂は12世紀半ばから200年かけて完成したんだそうな。
そんなんを5年で修繕するって、今の技術を用いても「本当ですか?」って言いたくなる。(笑)
まぁ、オリンピックに間に合うようにかな。
そんなノートルダム大聖堂、実は修繕作業は初めてではないらしい。
18世紀末のフランス革命期の反キリスト教運動の時に破壊されて大きな被害を被った。
19世紀半ばに修繕されて今のキレイな形になりましたんだって。
そう考えると歴史的建造物の修繕って結構ある。
日本の法隆寺だって、670年に自然災害で焼失して再建してるんだよね。
(すでに今再建してから1300年経ってるから十分すごいけど。。)
ユーロ圏・イギリス・アメリカ・日本の報道の違い
*ユーロ圏(Euro News)
Hope from the ashes in our special report ‘Saving Notre Dame' | Euronews
昨日時点でのEuroNews。リアルに、崩れる様子もよく映してる。
途中で出てくる周囲で聖歌を歌う人々の様子が、カトリックが国民に根付いてて本当に体の一部が失われたような感覚だってことが見てとれる内容になってた。
って思うのは、私がカトリックの大学に行って留学先の神父さんに色々な教会に連れてってもらって、ひたすらミサに参加してたからかもだけど。
(カトリックじゃないけど、一緒にお祈りしてました。)
私がフランス語わかったらローカルニュース紹介できたのだけど、、すみません。
英語じゃなきゃ無理だからユーロニュースで失礼します。(勉強します!!!!)
*イギリス(BBC News)
イギリスでのNHK的存在、BBCニュースでは17日にすでに再建について細かく語られてる。記事の中では、イギリスの財産、同じゴシック建築の「ヨークミンスター」が1984年に同じように炎に包まれて再建された時のことを書いていて、
悲観的になることはない、再建は可能なのだから、という内容が綴られてる。
一貫してポジティブ思考。
(ヨークミンスターは留学してた街の近くで、よく行ってた!再建されたやつだったんだー、初めて知った。)
こんな風にどこがダメージ受けてて、っていうのも3Dの図で示してるのが面白い。
さすがBBC。
あと下の記事は是非とも見て欲しい!!!!
ノートルダムが火に包まれる前の状態を360°ビデオで撮ってて、
英語わかんなくてもすごい楽しめる。
*アメリカ(CNN)
ひたすら事実を伝えてる感じ。そんな感じ。笑
アメリカにハワイにしか行ったことないから文化的なのは肌で知らないけど、まぁ、Melting Pot(人種のるつぼ)って呼ばれてるくらいだから、偏りのないのを目指しているのかなぁって思った。テンポがとにかくいいなぁ。
*日本(日本経済新聞)
おっつ。くまモンきた。いいけど。募金募るのいいけど。なんかポップだなぁ。
違う違う 笑
んまぁ、事実だけど。短いね。写真も全然ない。
正直各国のニュースをちゃんと読むのってあまりしないけど、事実を知りたいときはその国のニュースサイトを見るのが一番だってことが、今回の件でよーくわかった。
面白い。
寄付金の集まり方が半端じゃない
We are heartbroken for the French people and those around the world for whom Notre Dame is a symbol of hope. Relieved that everyone is safe. Apple will be donating to the rebuilding efforts to help restore Notre Dame’s precious heritage for future generations.🇫🇷
— Tim Cook (@tim_cook) 2019年4月16日
15日に火災が起こってから個人寄付だけで16億4000万円。
アップルCEOのティム・クックさんも寄付を表明してたり、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」のLVMHグループと、アルノー家が約253億円の寄付表明してたり。
いっつも思うけど、ほんと、お金ってあるとこにはあるのよね。
外資のITやってたとき、億単位の見積もり経験して震えたもん。
そして簡単に何千万何億単位で毎日お金が動いていく世界。しびれます。
寄付狙った詐欺には気をつけて
定番だけどね、寄付狙いのフィッシング詐欺。
寄付をするなら、きちんとしたサイトから寄付をしましょう、と内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)も言っております。
偽サイトかどうか、きちんと確認してから寄付しましょうってことです。
一刻も早い再建を願ってます
抜粋:「抗議運動の中心となっている女性は17日、「社会的な惨状には何もしないのに、わずか一晩で膨大な金を拠出できることを見せつけた」と高額な寄付を批判。インターネット交流サイト(SNS)上では「人間より石が優先されるのか」などと反発する投稿が相次いだ。」
こういうことも、そうね、思わずにはいられないよね。
難しい部分ではあるけど、歴史的建造物を「石」っていうあたり、無神論者でかなりの現実主義な人な気がする。
価値観は色々。
何が正かもマクロン大統領の狙いもわからないけど、この件に関しては世界中が一刻も早い再建を祈ってるのは確か。
リニューアルする大聖堂も、ちょっと楽しみではある。
あと、この一件でマクロン大統領が取る行動が、彼の高感度に大きな影響があるのは確かだから、今後の発言・行動は結構注目ですね♪
ネガティブに捉えてもしょうがない。
なくなってしまったものはしょうがない。
こうやって歴史って作られていくんだな、って深く思った出来事でした。
Liy